目次
1.きのこ狩りを始めやすい時期
きのこ狩りに最も適した時期は、一般的には秋です。(9-11月)
特に雨が降った後の晴れた日が絶好のタイミングです。雨によって地面が湿り、きのこが成長しやすくなります。
秋の涼しい気温も、きのこが元気に育つのに理想的な環境を提供してくれます。
特に標高の高い場所や森林地帯では、温度と湿度の変化に敏感なきのこが多く見られます。
春や初夏にもアミガサタケやヤマドリタケなどの一部のきのこが見つかりますが、秋に比べると種類は少なくなります。
また、地域によってはきのこ狩りができるイベントやガイドツアーも開催されています。
初心者の方にとってきのこ狩りで特に難しく感じるのは毒きのこと可食きのこの判別だと思います。
野生のきのこは個体差が大きいため、図鑑通りの特徴を持っていないものも多いですし、毎年毒きのこの誤食事件が起きています。
そのため初心者の方はきのこ狩りツアーに参加することを強くお勧めしています。
もしツアーに参加せず、自分自身できのこ狩りを始めたい!という方は、採取してもいい場所かどうか、リスクやきのこの判別を十分注意した上で行いましょう。
2.きのこ狩りに適した服装、持ち物
きのこ狩りには、自然の中を歩き回るため、動きやすく汚れても気にならない服装が必要です。
長袖、長ズボンが基本で、虫刺されや植物のトゲから肌を守るためにも必須です。
特に湿った地面や草むらを歩くことが多いため、スニーカーよりも滑りにくいトレッキングシューズや長靴を履くと安心です。
また、帽子や手袋も用意しておくと、寒い日や風の強い日に役立ちますし、手が汚れるのを防ぐためにも便利です。
天候の変化に備えて、防水性のあるレインウェアも持参するのがベストです。
さらに、山や森林地帯では予期しない気温の低下もあり得ますので、温かいインナーやジャケットを持っていくと快適に過ごせます。
地面がぬかるんでいる場合も多いので、服装の選択は非常に重要です。
持ち物リスト
- 長袖、長ズボン(蜂刺されを防ぐため、色は黒以外がオススメ)
- トレッキングシューズまたは長靴
- 帽子
- 手袋
- レインウェア(上下)
- 防寒具(温かいインナーやジャケット)
- 水分(500ml〜1L前後、行動時間に合わせて準備)
- 食料(行動時間に合わせて準備)
- ファーストエイドキット(常備薬やポイズンリムーバー、絆創膏等)
- 収穫したきのこを入れるカゴまたは袋
- スマートフォンもしくは携帯電話
- 熊鈴(必要な方は熊スプレーも)
- 地図または現在地が分かるGPSアプリ
- (必要な方のみ)持ち運べるサイズのきのこ図鑑
3.きのこ狩りを行ってもいい場所
きのこ狩りをする際は、まず「許可された場所」で行うことが大切です。
日本では、国立公園や私有地では勝手にきのこを採ることが禁止されている場所があります。
初心者におすすめなのは、きのこ狩りが公認されている公園や、自治体が管理する一般地域、国有林などです。(国有林の特別保護区での採取は禁止されています。)
私の住んでいる長野県だと、地元住民にのみ山菜・きのこ採取を許可している場所、お金を支払うことによって採取許可が貰える場所、地元の『組合』に入っている人にのみ採取許可が下りる場所など、様々なケースがあります。
私有地で勝手にきのこを採るのはトラブルの原因になるので避けましょう。
きのこ狩りが許可されている地域では、指定された範囲内での採取を守り、自然環境への配慮も忘れないことが大切です。
以下の記事にきのこ狩りをする際の場所についてまとめました。
4.初心者向けの見分けやすい野生のキノコ
初心者におすすめの見分けやすい野生のキノコは、次の3つです。(個人的な見解です。)
①アカヤマドリ
夏に生える大型のイグチ系のキノコです。類似の毒きのこが無いため、特徴をしっかり覚えれば判別は容易だと思います。味も濃く、美味しいきのこです。
②ナメコ
よく食卓に出てくるきのこですね。つよいヌメリとゼラチン質の内皮膜(ツバ)が特徴です。
幼菌の時は特徴的なゼラチン質の内皮膜があるので、見分けやすいと思います。
成長し、内皮膜のない状態は『ニガクリタケ』や『コレラタケ』と似ているので注意が必要です。
③マイタケ
こちらも日本人にとって馴染み深いきのこですね。
マイタケも似ている毒きのこが無いので、判別しやすいきのこの一つでしょう。
ただし、見分けが簡単だからといって油断は禁物です。自然界では、地域性や環境によってきのこの見た目に大きな違いが出ることはよくあることです。
理想的には、初めてのきのこ狩りでは必ず信頼できる図鑑や専門家と一緒に確認してもらうことをお勧めします。
5.初心者向けの図鑑
初心者向けのきのこ図鑑は、分かりやすい写真とともに、毒きのことの比較がしっかりと記載されているものが理想的です。
私が持っている図鑑でお勧めのものは『おいしいきのこ 毒きのこ図鑑』(主婦の友社)や、『くらべてわかるきのこ』(山と溪谷者)です。
間違えやすいきのこや実際の大きさが載っているので、同定に役立っています。
また、ポケットサイズの『季節と発生場所ですぐわかるきのこ』(永岡書店)は、持ち運びがしやすく、野外での確認に適しています。きのこ狩りの現場では、いかに素早くきのこの特定ができるかが重要ですので、すぐに手元で確認できる図鑑を持っていると安心です。初めてのきのこ狩りには、このようなコンパクトで実用的な図鑑を持参することをおすすめします。
最近ではきのこ同定アプリも出ています。精度は今ひとつのように感じるアプリが多いですが、そちらを使ってみるのも楽しいと思います。
個人的には『iNaturalist』というアプリが、きのこの判定率も高く、一般的な図鑑に載っていないきのこも探せるので、よく使用しています。
こちらの商品をチェック!
『おいしいきのこ 毒きのこ図鑑』(主婦の友社)
『くらべてわかるきのこ』(山と溪谷者)
『季節と発生場所ですぐわかるきのこ』(永岡書店)
6.きのこ狩りの注意点・リスク
きのこ狩りには多くの楽しさがありますが、同時にリスクも伴います。
最も大きなリスクは「毒きのこ」との混同です。
特に「ツキヨタケ」や「ウラベニホテイシメジ」などの初心者には見分けにくいきのこは、毎年食中毒者が出ているので要注意です。
また、自然の中での活動には、迷子や転倒のリスクもあります。
山や森林に入る際は、地図の確認・携帯、GPS機能の利用、複数人での位置情報や行動計画の共有などが対策として必要となってきます。
さらに、きのこ狩りの際は、採取場所の環境や天候にも十分に注意し、無理のない行動計画を立てることが重要です。
7.採取したきのこのおすすめの調理方法
採取した新鮮なきのこは、様々な料理に活用できます。
「きのこご飯」「味噌汁」「バターソテー」「きのこ鍋」などが簡単で美味しいです。
もう少し手の凝ったものを作りたい方は、採取したきのこを「乾燥」させてみてください。
香りや旨みが強くなり、スープや煮物・パスタなど、幅広い料理に使いやすくなると思います。
8.まとめ
きのこ狩りは自然の中でのリラックスした時間を楽しむと同時に、新鮮な食材を手に入れる魅力的なアウトドア活動です。
しかし、きのこ狩りにはリスクもあるため、毒きのこや迷子などには十分に注意を払い、無理のない範囲で楽しみましょう。
きのこ狩りデビューした日には、新鮮なきのこを使った料理で、その日の成果を存分に味わってみてください。

